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映画祭レポート

06.13 17:40 ブラジルプログラム ブラジルよりゲスト多数来日!

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ベスさん(左)とアイルトンさん(右)
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『デカセギ』
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ロベルト・マックスウェル監督
映画祭8日目の目玉、ブラジルプログラムには、
「サンパウロ国際映画祭」ディレクターで、2006年にはSSFFの審査員も務めてくださったベス・サフレーレ(Ms.Beth Safreire)さん、
「リオデジャネイロ国際映画祭」ディレクターのアイルトン・フランコ・ジュニア(Mr.Ailton Franco Jr.)さん、
ショートフィルム『デカセギ』のロベルト・マックスウェル(Mr.Roberto Maxwell)さん
がいらっしゃいました。

映画祭もクライマックス間近。お客さんも大入りで、会場内は満員となりました。

ゲストのお三方に、東野正剛・映画祭実行委員長がお話を伺います。
「そもそもブラジルで映画祭が始まったきっかけは?」との質問に、まずアイルトンさんは
「私がディレクターを務めるリオデジャネイロ国際映画祭は、今年で18回目を迎えます。
もともとは国内でショートフィルムを見ることができなかった、というところから始まっています。
以前はショーケースでやっていましたが、この5年くらいでコンペティションとしてやっています。今月の6月27日まで作品の応募を受け付けています。
International部門、National(ブラジル)部門、特別プログラム、それと学校とのタイアップで実施していますね。」

続いてベスさんは
「サンパウロ国際映画祭は、1989年から今年で19年目を迎えました。
当時は政府の支援がなく、そのときは監督らもお金がなかったため、みんな低予算で作れるショートフィルムを作りました。
その時期はショートフィルムの春と呼ばれ、そのときに映画祭が立ち上がり、ショートフィルムを見よう、というムーブメントが起こりました。
映画祭は8月の23日から9月の前半まで。今年の応募受付は終わってしまいましたが、来年にはぜひご応募ください」
とそれぞれ答えてくださいました。

ブラジルでは年に800~900本のショートフィルムが作られるのだとか。そのうちサンパウロ国際映画祭では250本ほどが取り上げるとのこと。

ベスさんに最近のショートフィルムのトレンドを尋ねると、
「本プログラムで上演された)「口づけ」のEsmir Filho監督は若手ですが、カンヌで2本の作品が入選しています。
ウォルター・サレスも以前入選していますし、今若い世代の監督がたくさん輩出されていますね。」とのことでした。

とここで、話題は監督のロベルトさんへバトンタッチ。東野さんが尋ねます。
「ロベルトさんは なぜ出稼ぎをテーマに選んだのですか?」
「2005年に日本に来て、政府の奨学金をもらい、日本における日系ブラジル人の研究をしました。その中で彼らのアイデンティティというものに興味を持ったのです。
ブラジルの日系人は150万人いて、そのうち32万人は在日です。果たしてその人たちのアイデンティティはどうなっているのでしょうか?
彼らは日本に来て、外国人として生きます。そのことに興味を持ったんですね。

そして私は2007年に静岡大学のマスターコースに入り、ブラジルの日系の子どものアイデンティティについて勉強しました。
映画は2005年に作り、そのときの私は日系の問題をあまり知りませんでしたが、ブラジル人と話をしながら映画を撮りはじめました」

淡々とした『デカセギ』は、自己のアイデンティティが問われる作品です。
会場の熱気もまだまだ冷めやらぬ中、プログラムはブラジルBへと続きます!

【ブリリア】06.13 17:14 I-C「Seventy」のパコ・トレス監督と「The Imaginary girl」のリチャード・ポーター監督

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パコ・トレス監督
リチャード・ポーター監督
続いての上映は、International Cプログラム。
上映後の質疑応答には、人懐っこい笑顔がチャーミングなパコ・トレス監督と、すらりとした長身のリチャード・ポーター監督が登場しました。

「Seventy」は、70歳を迎えた老人が、ひとり寂しく誕生日を祝うというもの。
まずはストーリーのアイディアがどのようにして生まれたのかについて、トレス監督は
「この作品は、ある映画祭で脚本づくりから最後の編集までをたった24時間で作るという課題を与えられて作ったものなんです。とにかく時間がないので、1人だけの役者を使って撮りました」と説明。
たった2分48秒の作品ですが、胸をぎゅっと締め付けられるような印象的な一本で、24時間ですべてを作ったとはとても信じられない、強いメッセージが伝わってきます。つくづく、映画作りは予算ではないのだと思わせられる作品でした。

続いてポーター監督。
「The Imaginary girl」は、不仲な両親のもとで孤独に暮らす、7歳の少女の妄想を描いた作品。
「子どもを題材にした詩を書いていて、その詩をきっかけに両親の要素も入れて作りました。
両親と子ども、どっちが正しい、悪いと正当化するつもりはなくて、観客に判断してもらうことが重要だと思ってます。
実際、この作品は6映画祭で上映されていますが、そのたびに反応が違うんですね。特に、子どもがいる親が見たときと、子どもがいない人が見たときとでは感じ方が違うんです。
僕は、それぞれの立場でそれぞれの登場人物に自分を重ね合わせてほしいと思っています。
もうひとつ、この作品で僕が重きを置いているのは、女の子の妄想です。
リアリティと妄想の境。映画というもの自体が、リアリティと妄想そのものだと思っていますから」
と説明してくれました。

【ブリリア】06.13 13:25 上映プログラムの合間も楽しいブリリア!

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新しくておしゃれなロビーは快適そのもの!
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来日ゲストたち。通訳ボランティアがいますので気軽に話してみてください!
広々としたラウンジでは、たくさんのお客様たちがくつろぎながら次のプログラムを待っています。
座り心地のよい大きなソファ、全プログラムの内容が掲示されているカウンタースペース、そしてカフェではおいしいコーヒーをはじめとしたドリンク類や、映画の定番・ポップコーン、その他気軽につまめるフード類も充実。

来日ゲストたちも、気軽に撮影や質問に応じてくれますよ!

06.13 13:20 I-Gプログラム 『The Mix Up!』のA.J.Eaton監督登場!

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『The Mix Up!』
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A.J.Eaton監督
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DJ John(左)とA.J.Eaton監督(右)
昼からのプログラムには『The Mix Up!』のA.J.Eaton監督がいらっしゃいました。
老大工がひょんなことからTVに出演することになる、という本作品。
Eaton監督に、MCの DJ JOHNさんが
「1979年の『チャンス』という映画(ハル・アシュビー監督・主演はピンクパンサーでおなじみのピーター・セラーズ)が、この映画に似たストーリーだと感じました」と質問します。
Eaton監督は
「実は脚本が出来たとき、仲間内で回して読んでいたら 何人かの仲間に同じことを言われました。そこで敢えて僕は その映画を見なかったのですが、そんなに素晴らしい作品と比べていただいて大変光栄です」とコメント。続いて。
「アイデアの原点は?」との質問には、
「昼のTV番組の音声が耳に入りました。アメリカでは リフォームの番組(リアリティーショー)が流行っていて、まずそこから着想を得ました。
それから、自分のアイダホの祖父も日曜大工が好きで、自分の家を40年あっちこっちを直して住んでいます。
だけど、よく見ると結構アバウト。2~3cmずれてても気にしない、といった仕事ぶりで、午前中に日曜大工、午後は満足してビールを飲む、という感じです。僕は その雰囲気が大好きで、それを映画にしたかったのです。ちなみに撮影はシアトルで行いました」
と説明してくれました。

JOHNさんからは「オーバーではないユーモアのセンスが素晴らしかったです。そして制作費は大体いくらくらいかかり、どのように集めましたか?」との質問が続き、
「もちろんありとあらゆる手で。自分の貯金も使い、親戚も回り、それでも費用は毎日膨らんでいきました。
金額は、自分のギャラを含めるなら4万5千$くらい。役者協会に連絡したら、オーディションには100名くらいの役者さんが集まって、その経験は非常に勉強になりました。協会のみなさんは全員ノーギャラで出てくれて―― というのも協会も役者に仕事をさせたいし、役者さんもプロフィールに出演履歴を書きたいから。
今ではスポンサーも付いてくれたので、これから何とか収支が合うように頑張っていきます。世界中にショートフィルムのマーケットはあるので、若手監督さんも諦めないで!」
と若手監督たちへエールを送りました。

次回作は29分の短編で、「ファットチャンス」という実在のバンドの話、のこと。

以上、東京が大好き、というA.J.Eaton監督でした!

【ブリリア】06.13 12:50 I-D「The Golden Egg」のリック・カスタネーダ監督と「Down the Road(ヒッチハイカー)」ルネ・クリスチャンセン監督登場

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「Down the Road(ヒッチハイカー)」ルネ・クリスチャンセン監督
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「The Golden Egg」のリック・カスタネーダ監督
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卵を産んだからジーンズに穴があいちゃった、とリック監督
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トークタイムは大盛り上がり!
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こんな大きな卵を苦労してペイントして、いざ撮影しようとしたら……!
本日最初のプログラム、International Dの上映後は、「The Golden Egg」のリック・カスタネーダ監督と「Down the Road(ヒッチハイカー)」ルネ・クリスチャンセン監督が来てくれました!

まず、進行のSSFFフェスティバル・マネージャー、菊地美和子さんがリック監督に「男性がある日、卵を産むという奇抜なストーリーはどこからアイディアが生まれたのですか?」と尋ねると、リック監督は「これは実話なんだよ。そのせいで僕のジーンズは穴があいてるんだ」と言って笑わせます。
さらに菊地さんが「卵を産むというと、ふつう女性を連想しますが、なぜ男性なんですか?」と質問すると、リック監督は
「僕自身、子どもを産んでみたかったんだ。でも無理だから、役者に卵を産ませてみたんだよ」とさらにジョークを連発。

続いてルネ監督にも、ストーリーのアイディアがどこから生まれたのかを質問。
監督は「以前、フランスでおこなわれた映画祭に行ったときにモノクロの作品があって、ストーリーは全然覚えていないんだけど、モノクロ映画というのがとてもかっこよくて、自分も作ろうと思ったんだ」と答えてくれました。

と、ここでリック監督がルネ監督に「今回の作品を作るのにいちばん苦労した点は?」と質問。
ルネ監督は「声優さんを探すのに苦労しました。実は主人公の声を担当しているのは、僕がよく通る道で出会ったストリートミュージシャンなんだ。いつもブルースなんかを弾いていたんだけど、そこを通るたびに僕はすごく耳障りだった。でも、彼を連れてきてセリフを言ってもらったら、とても役にハマっていたんだよ。でも作品が出来上がって試写に呼ぼうとしたときは、彼はもうそこでライヴをしていなくて、連絡がつかなかったんだ」と答えます。

ルネ監督もリック監督に同じ質問を。
するとリック監督は「卵の確保さ。映画では卵がどんどん大きくなっていくという設定だったので、最後はダチョウの卵を使ったんだけど、卵の表面のでこぼこを消すのに、金色のペイントを何重にもしなければならなかったのが大変だったね。そしていざ撮影、という段になって、その卵を落として割っちゃったんだ。まあ、その卵はスタントだったんだけどね」とまたまたジョークで答えます。

最後にメッセージは? との質問にリック監督は
「地球温暖化を止めよう!」

まるで漫才のようなとても楽しいトークでした!

【ブリリア】06.13 11:00 横浜も晴天です!

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すっきりと晴れ渡ったみなとみらいのブリリア・シアター
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快晴の青空にバナーが映えます
今日は雨だった昨日と一転、こんなに気持ちよく晴れ上がりました!
じりじりと照りつける日差しは、もう夏のよう。ブリリアの赤いバナーが青空によく映えています。
今日のブリリアでは、本映画祭の目玉のひとつである「アジアセミナー」が開催されます。ゲストはもちろん、ショートフィルムをこよなく愛するあの人!! どうかお楽しみに♪

06.13 9:30 スイーパーズ!!!

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気持よく晴れ上がった表参道。絶好のスイーパーズ日和です!
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さっそくスイーパーズスタート!
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みんなで協力してゴミを拾い集めます
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ちりとりももちろんSSFF仕様
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最後にみんなで記念撮影。お疲れ様でした!
映画祭も早いもので8日目。残すは今日明日の2日間だけとなりました。

昨日は一日中冷たい雨にたたられ、予定していたスイーパーズが実施できなかったのですが、
今日は昨日とは打って変わってからりと晴れ上がり、絶好のスイーパーズ日和となりました。

「スイーパーズ」とは、映画祭がスタートした当初からおこなっている、表参道の清掃活動のこと。
映画祭の開催に協力をしてくれている原宿・表参道に何かお礼をしようということでスタートし、以来毎年この時期は、世界各国からやってきたフィルムメーカーたちが、表参道の約800mの道のりを、ほうきとちりとりを片手に掃除しています。
この「スイーパーズ」の活動が「チーム・マイナス6%」との出会いを生み、今年新設された
「ストップ!温暖化部門」へとつながったのです。

9:30、表参道に外国人監督たちや、映画祭のスタッフたちが集まりました。
各々が英語だったり日本語だったり、はたまた違う言葉だったり、異なる文化と言語の垣根を越えて、一緒にごみ掃除です。

それほどたくさんのゴミは落ちていなかったものの、タバコの吸い殻などを見つけるたびに「あった!」と嬉々として回収するフィルムメーカーたち。
奉仕活動というよりも、ゲーム感覚で清掃を楽しんでいました。

ケヤキ並木の緑と、そのあいだから降り注ぐ木漏れ日。
自然をいっぱいに感じながらのスイーパーズはとても気持ちがよく、参加者たちはみんな満足げでした。

最後はゴミ回収所にて記念にパチリ。
みなさん、お疲れさまでしたー!

06.12 20:30 来日ゲストを囲んでウェルカムディナー

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みんなで乾杯!
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おいしい和食に来日ゲストたちは大喜び
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ミュージシャンのSHIMEさんのスペシャルライヴもおこなわれました
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若手フィルムメーカーと気さくに交流するユ・ジテさんの姿も
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最後は各国のフィルムメーカーたちがポスターにサインをしました
おとといの6/10から本映画祭のために続々と来日した、海外のフィルムメーカーやゲストたち。
今日は、ラフォーレ原宿からほど近い日本料理のダイニングバーにて、来日ゲストや日本の監督たちを招いてのウェルカムディナーがおこなわれました。

たくさんのゲストたちで、会場は満員。別所哲也代表のあいさつの後、みんなで乾杯をし、おいしい和食に舌鼓を打ちました。

さまざまな国から訪れたゲストたちや日本の若手フィルムメーカーたちは、思い思いに交流をし、また途中にはミュージシャンのSHIMEさんによるスペシャルライヴもあり、大いに盛り上がりました!

06.12 19:40 果たしてオーディエンスアワードは誰の手に!?

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みなさんの一票でオーディエンスアワードが決まります!
毎回、コンペティション作品の上映後は、観客のみなさんにプログラム作品の中から1作品だけ、気に入った作品に投票をお願いしています。映画祭終了後、この投票結果によりオーディエンスアワードが決定するのです。
さきほど上映されたユ・ジテ監督の作品もその対象となっています。
果たして今年、観客の支持をもっとも集めた作品はどれでしょう? 映画祭に足を運んでくださるみなさん、発表を楽しみにお待ちくださいね!

06.12 15:11 I-Bプログラム「In Vivid Detail ある建築家の恋」のダラ・ブラット監督登場

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「In Vivid Detail」のダラ・ブラット監督
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作品に込めた思いについて説明するブラット監督
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おしゃれな長靴がキュートでした!
本日2つ目の上映プログラム、インターナショナルBの上映後は、「In Vivid Detail ある建築家の恋」のダラ・ブラット監督が登壇し、質疑応答をおこないました。

ブラット監督はモントリオール出身でトロントに引っ越し、その後ニューヨーク大学の映画科で映画を勉強。本作は大学の卒業制作で作った作品なのだそう。

「In Vivid Detail」は人の顔の識別ができない“失顔症”という病気をかかえる建築家が主人公。ブラット監督によると、失顔症の人は、顔がぼやけてみえるというのではなく、たとえばえくぼや眉毛など、顔の一部しか認識できないのだそう。

この病気をテーマにした映画を作ろうと思ったきっかけについて、監督は
「友人がハーバード大でこの病気の研究をしていて、彼女がその話をしているのを聞いて興味を持ちました。私自身、ドキュメンタリーに興味を持っていて、実在する人や病気など、リアルなものを題材にした作品が撮りたかったんです」と説明してくれました。

また「この作品の成功は、非常に優秀な役者を使うことができたということ。主人公の建築家を演じたのは、アメリカの"ソプラノ”というテレビ番組に出ている俳優で、相手役の女性も有名な女優さんです。でも、大学で一緒に映画を撮っていた仲間なので、ノーギャラで出演してもらいました。
本当はカナダで撮りたかったのですが、ニューヨークでこんなすばらしい俳優たちとニューヨークで出会ったことと、ニューヨークの建築物をバックに撮るのが、この作品にマッチすると思ったので、ニューヨークで撮ることにしました」と話していました。

最後に、ショートフィルムの魅力について、監督は
「長編にもぜひ挑戦したいと考えてはいますが、長編だとあまり関係ないキャラクターが登場したり、いらないシーンが多いも多くなりがちですよね。
ショートフィルムは短い時間で伝えなければいけないから、作り手も無駄のないように作ろうと心がけます。それがいいショートフィルムならではの作品を生み出すんだと思いますね」と述べていました。

今日は朝から雨にたたられたからか、キュートな長靴姿で登場したブラット監督。おしゃれなチェック柄の長靴がとてもよく似合っていました!

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