11:15の初回にも関わらず、沢山のお客さんで溢れかえるラウンジ。整理券番号順の入場もてんやわんやで本日一発目スタート!ほっこりするラブストーリーから、メッセージ性の強い社会派な作品まで、幅広いジャンルを網羅したこのプログラムには、3名の海外監督が来場しました。
まずは「David Vianchi’s Soldier」の主演デイビット・ビヤンキさん。戦争を題材としたエクスペリメンタル作品で、彼のパフォーマンスにのせて語られる戦争の悲劇。「アメリカ人は、カフェに行ったりクラブにいったり、普段何気なく平和に生活しているけど、今この瞬間に兵士として傷を負い、殺されて行く仲間がいる事を認識し、少しでも気にかけて欲しい。出来るのであれば、それに対して何かアクションを起こして欲しい。」と、切実なメッセージをこめた作品だと語ってくれました。
そしてシアターでは初のQ&Aに臨んだ「Bloom」のランス・ラーソン監督。作品のアイデアはどこから来たのかという質問に対し「まずは駐車場に盗みに入る男の話を作品にしようと考えたんです。そこからストーリーを膨らませ、脚本家とも相談しながらちょっとしたひねりを付け加えました。」最後に明かされるストーリーの全貌。単純なコンセプトから、ここまでストーリーを成長させるのもクリエイターの手腕ですね。
ここから話題は、ショートフィルムの学習ツールとしての役割についての話に突入。ダラ・ブラット監督作「ある建築家の恋」のメインキャラクターである“失顔症”の男に関して、前回のQ&Aでは、“こうした症状で苦しんでいる人がいることを、この作品を通して認識して欲しい”と語っていたブラット監督に、ラーソン監督からこんなコメントが。「僕もこうした病気があることを、この作品を観るまで知りませんでした。それを気づかせてくれた意味でも、彼女の作品はすばらしいと思います。」ブラット監督の作品に込めた想いが観る側にも伝わっていることを実感。
Q&Aを通して感じるのが、ショートフィルムを通して、観る側が何かを感じ取り、学んでくれたらうれしいという監督の想い。映像を作るもの皆、それぞれの表現でそれぞれのメッセージを詰め込んで作った、光り輝く作品達。是非皆さんにも体感していただきたい!